2021年4月26日月曜日

ホンダ MM50 ラクーン 組み立て,整備,公道復帰

前回記事のおわりに乗せた写真は、なんと!ラクーンでした。
ラクーンは、ホンダのニュースリリースによると
>ホンダ ラクーンの主な特長
>・斬新なタンク、サイドカバーのデザイン、すっきりとまとめたフロント回り、角型ヘッドライトなど若々しいファッショナブルなスタイル。
>・700m/mと低く、大型シートを採用、ゆったりとラクな乗車姿勢が得られる。
>・軽快でスポーティな走行性能が得られる、振動の少ない2サイクル、最高出力6馬力エンジンを搭載。
>・見やすい丸型スピードメーターとタコメーター、便利なリアのサブキャリア、角度調整自由なバックミラーなど装備の充実。
らしい。カタログの謳い文句は
『スーパー2サイクルの「ザ・原宿バイク」。
ファッションボーイズ&ギャルズのためのラクーン』
異常か???これはラクーンに乗って原宿ツーリングをしろということですね。

このバラバラになったラクーンはフォロワーさんからもらったものでした。写真には写ってませんが他にもパーツがありました。

まあエンジンは動くか分からなかったのでモチベ上げるのも兼ねてヤフオクで実動エンジンを買いました。

まずフレームを真鍮ブラシで全体的に磨いていきます。汚いので。

スイングアーム、リアサス、リアホイールを仮付け。ステムナットも何とか外しました。ステムから土が出てきたので出せる分だけ出しておきました。

ステムシャフトはボロボロでしたが見なかったことにしました。ねじも切り直してステムナットが締められるようにしました。

タンクのサビ取りをしようと思ってとりあえず水を入れたら穴が開いていました。最悪ですね。

フロント周りも仮組しました。もう既にシルエットがキモい…

新品タイヤを組んでブレーキシューも新品を入れました。リムが錆でボロボロだったので真鍮ブラシでシバきました。タイヤは前後ダンロップのD107を履かせました。

エンジン乗せる時にエンジンとエアクリボックスをつなぐチューブが硬化してて割れてしまったので、エアクリボックスを外してパワフィル化することにしました。メンテも楽になりますし。

エンジンを載せました。かなりバイクっぽくなってきました。ってツイートしたら粗大ゴミみって言われました。

実動エンジンについてきたキャブをキャブクリで洗浄しました。実動エンジンとは思えない程度には汚れてました。

ヤフオクで足りないパーツを買い足しました。買い足したのはメーターステー、純正リアキャリア、リアフェンダー、チェーンガード、タンク、フロントフェンダー…とかです。


パワフィル付けました。使ったのは
キタコ スーパーパワークリーナー(φ35/φ25) 汎用 515-6000350
です。ラクーン純正キャブの口径はφ35なのでこれがそのまま使えます。とりあえずメインジェットの番手を純正#105から#112に変更しました。記事執筆時点ではいい感じです。

マフラーを磨いて、あとリア周りも取り付けました。実はリアウインカーは片方ニコイチしています。

タンクも若干サビが浮いていたのでサビ取り剤ぶち込んでサビ取りしました。


タンク裏もちょっとアレだったのでシャシブラ塗って全て見なかったことにしました。

あとラクーンのオイル窓がバラバラになったので2液性接着剤で接着しました。記事執筆時点では漏れてないから大丈夫かな?ラクーンにオイル警告灯なんて高尚なモノは無いので、オイルタンクに付いてる窓を除いて残量を確認します。
いい感じ。

レギュレーターを付けて12V化しました。ジャンク屋でアドV50のレギュレータを拾ったので配線を調べて付けました。6V車を簡易的に12V化する方法はggれば割と出てくるので簡単にできます。バルブとかウインカーリレーとかも12V用のに交換しました。
一応ホンダのハーネスとスズキのレギュレータの繋ぐ位置のをメモ代わりに貼っておきます。配線はメーカーごとに違うらしい。知らんけど。

色々組みつけてだいぶ形になってきました。

純正メーターが水没してたのでNS50Fのメーターを付けました。純正ライトステーが使えないのでフォークに付けるタイプの汎用ライトステーを使っています。ウインカーも適当なのを付けました。

メーター内のランプの配線も無いのでアマゾンで適当なT10のハーネスを買って線を延長して付けました。

ウインカーとニュートラルランプのインジケータをLEDバルブにしたらかなり眩しくなりました。

リアのスモールは交流点灯だったので直流で常時点灯するように配線変えてLEDに変えました。視認性は電球より上がったと思います。
レンズを磨いてこんな感じです。割と明るいです。

純正エアクリボックスを外したのでバッテリーケースを自作しました。2mm厚20mm幅のアルミ板を使いましたがもうちょっと幅太くてもいいかも?バッテリー当てながら適当に寸法書いてリベット用の穴を開けます。
リベットで止めます。
いい感じ。
隙間埋めるのに適当なスポンジシートを切り貼りしました。
取り付けた感じです。バッテリー付け替えるときでもギリギリパワフィルに干渉しない位置になっています。ケース自体を吊ってある感じなのでちょっと揺れます。まあダメになったら新しいの作ります。
バッテリーはCT4A-5を使っています。もともとウインカーとテールランプとニュートラルランプが点けばいいので容量少なくて小さいやつを選びました。

メーターステーを作り直しました。この形状だとダサいです。1.5mm厚のを使いましたが2mm厚にして目立たないような形にした方がいいですね。気が向いたら作り直します。

あとシートがボロすぎたので状態がマシなのを買いました。悪くないと思います。
初給油の姿

手持ちのcbx125fと並べた時の写真です。周りに色々映ってるのでトリミングしています。

いかがでしたか?骨組みから組み立てた感想ですが、もうやりたくないですし、人に勧められるものではないですね。
ラクーン自体はエンジンのトルクが結構あるので普通に走りやすいです。走りはのびのび、クロスオーバー!は伊達ではありません。姿勢も楽だし、MB系のエンジンだからよく回るし、意外と良いんです。

フレームから公道走れるようにするまで2か月強かかりました。エンジンが実動じゃなかったらもっと時間かかってたと思います。モチベも無くなりますしね。
〇整備情報
・純正チェーンリンク数 104L

おわり。


追記 2021年8月
原宿バイクで原宿ツーリングをしました。


CBX125Fにラジアルマスターシリンダーを装着

ラジアルマスターって、かっこいいですよね。 CBX125Fのマスターシリンダーを台湾Frando社製のラジアルポンプマスターシリンダーに交換しました。 キャリパーは純正のままです。 FrandoのFMF-107を購入しました。φ14(9/16),ショートレバー仕様です。 CBX1...