2022年12月19日月曜日

XLR250R(MD20)リフレッシュ

かにまるです。

夏くらいに終わらせたXLR250Rの各部グリスアップ、オーバーホール、部品交換を行ったので手放す前に記事にします。

見た目ボロくてやりまくりっぽいですがライダーは初心者です。


やったこと

  • タンク交換
  • キャブレターOH
  • スロットルワイヤー・クラッチワイヤー注油
  • エアクリーナー(NTBの乾式)交換
  • ブレーキマスターシリンダー・キャリパーOH・赤パッドに交換
  • ついでにメッシュホースに交換
  • リアブレーキシュー交換・清掃
  • ステムベアリンググリスアップ
  • スイングアームピポット・プロリンクグリスアップ
  • 前後ホイールベアリング・シール交換
  • ハブダンパー交換
  • 前後スプロケット・チェーン交換
  • フロントフォークOH
  • タイヤ・チューブ・リムバンド交換
  • チェーンスライダー・チェーンスリッパー・チェーンガイドスライダー新品交換
くらいかな?結局やってることは基本的な整備で、グリスアップとゴム・樹脂系部品の交換です。エンジンの圧縮は規定くらいまであったので問題ないと思っております。
ベアリングはモノタロウで買いました。安かったので。


写真が残ってるところだけ記録として残しておきます。

キャブOH…する前にキャブ外すのに一苦労です。

車体右側から取り出せるように見えて…


左からじゃないと取り出せません。

ばらして清掃
組み立て

フロントブレーキ
フルードは真っ黒でホースも詰まってて最悪でした。
マスターシリンダーとキャリパーOHした(写真無し)のにフルードが入っていかないと思ってたらマスターシリンダー側の穴が詰まってました。カバーの下だったので見落としてました。
穴を通して謎のカバーも新品に交換しました。

リアブレーキ
純正新品が出なかったのでvesrahの新品を買いました。
交換前と比べたらかなり減ってました。前オーナーはよくここまで減らしたものです…

ステムベアリンググリスアップ
とりあえずグリスをアホほど塗りたくります。
上側も同じくたっぷりと

ホイールベアリング・シール・スプロケット交換
まずはスプロケットが付くドリブンフランジから交換
交換しました。シールも新品です。
ここに当時物新品スプロケットを…
取り付け
いい感じ
MD16だけ520でMD20,MD22は428なのです。たまたまヤフオクでMD16の未使用スプロケットが出ていたので、520にコンバートしました。

続いてリアホイール
よくわからんアルミの抜け止めみたいなのが付いていて、これが固すぎて外れずかなり苦労しました。
で破壊しつつなんとか取り外しました。
リアホイールのベアリングは、先にスプロケット側を奥まで打ち込んでから、ブレーキ側を調節しつつ打ち込みます。私は間違えてブレーキ側から打ち込んでしまったのでベアリング捨てました。写真をよく見るとNTNではなくNACHIのベアリングになっています。
スプロケット側
ブレーキ側
ハブダンパーも新品交換です。6個必要なので割と高くつきました。
フロントホイール
写真は交換後のものですがブレーキディスクが付いてる側
メーターギア側
交換してかなり動きが良くなり押し引きも軽くなりました。当たり前ですが。

フロントスプロケットはDRCの、MD16と同じ13丁を買いましたが減速比が下がったのかトルク感が減ったので元々付いていた12丁に戻しました。MD16はリア17インチ、MD20,MD22は18インチなので外周の差によるものだと思います。計算してないけど



フロントフォーク
OH後の写真しかありませんでした。摺動部はオイルがしっかり漏れていたので点サビはありませんでした。
蛇腹のフォークガードは高かったのでアチェルビスのロゴが入ったフォークカバーをつけました。意外といい感じです。

チェーンスライダーは新品に交換です。
チェーンスリッパーは粉々になってほとんど残っていなかったので交換しました。
交換後
フレームとチェーンの間の部品です。これが無いとチェーンが暴れた時にフレームが削れます。

プロリンクのグリスアップとスイングアームのピポットをグリスアップして規定トルクで締めて白いマーカーで印をつけています。写真はありませんが。あとリアブレーキのピポットもグリスアップしました。動きがよくなりました。


写真が残っているのはこんなところですね。
他にも色々手を加えたところがあった気がしますが忘れてしまいました。
おわり。


おまけ
各部規定トルク まあこんな古いバイク整備する人はサービスマニュアル持ってて当然ですが備忘録として

フロントアクスルシャフト 5.0-8.0kgm
アクスルホルダ 1.0-1.4kgm
キャリパーサポート 2.0-3.0kgm
ステムのフォーク割締めボルト上1.8-3.0kgm 下3.0-3.5kgm
ステムナット 9.5-14.0kgm

ドリブンスプロケットナット 2.7-3.3kgm(オイル塗布)
リヤアクスルナット 8.0-11kgm
リヤクッションボルト上4.0-5.0kgm 下4.0-5.0kgm
コンロッド クッションアーム側4.0-5.0kgm フレーム側4.0-5.0kgm 
クッションアーム(リヤフォーク側) 6.0-8.0kgm    ←おにぎりとフォークのボルトのとこ

その他 適当













2022年4月24日日曜日

CBX125Fを12インチ化する(その2)

 フロント足回り

とりあえずCB125Tのステムを付けてみる。

CB125Tのステムはハンドルロックがフレームに干渉します。

グラインダーでハンドルロック部を切り落とします。
干渉しなくなりました。
ここでNSR50にレース落ちTT93を組んだホイールを用意します。
CB125Tステム+エイプtypeDフォーク+NSR50ホイール+NSR50カラー+XR50モタードスピードメーター
の組み合わせでいい感じに組めます。

サイドスタンドです。左はエイプ、右はJA07用らしい?
エイプのサイドスタンドですら長かったのでJA07用を付けました。先駆者は何のサイドスタンドを付けたんだ…
JA07用のサイドスタンドを付けたにもかかわらずフォークが短すぎてあまり倒れないので少し不安です。この後サイドスタンドセンサーを外してキャンセラーを付けました。エイプ用のが流用出来ますが配線が異なるので刺しなおして取り付けます。
道の駅まで試走したときの写真です。パタパタ倒れる割にフォークが全然ストロークしないので滅茶苦茶なマシンと化してしまいました。とりあえずフォーク組み直そうかな…

残りのやること(2022/04/24)
・フォーク組み直し?
・フロントフェンダー塗装
・エンジン腰上OH
・ハンドル交換?(ちょっと高さが低い)
・左ミラー取り付け
・ミラー交換
・テールランプ周り撤去,交換
・フロントウインカー交換(左側不点灯)
・フロントブレーキホース交換(長すぎ)
・キースイッチ固定(付ける場所が無いので)
・シート破れ補修(張り直し?)
あれ?なんかやること多くね?

なんかこういうの流用できるパーツ探して何とか組んでるときは楽しいんだけど組み終わったら数回走って飽きちゃって乗らなくなるんですよね(最悪)

おわり

2022年2月18日金曜日

CBX125Fを前後12インチ化する(その1)

かにまるです。

部品取りの予定だったCBX125F2号機がなんだかんだ実動になってしまったので、12インチ化します。
12インチ化にあたり、とりあえず検索すると先駆者らが完成させた前後12インチのCBX125Fが出てきますが、どこにどの部品を使ったとか、どの車種のパーツを流用したとか、そういった情報は残されてないので、自分がやった事についてはここに書き残しておこうと思います。

ワンオフパーツは嫌なので出来るだけ純正パーツを流用します。

必要だったもの

フロント 暫定
・フロントフォーク※1
・NSR50フロントホイール
・NSR50カラー
・NSR50メーターギア(ヤフオクですら高いのでXR50/100モタード用を新品で購入)
・アクスルシャフト
・CB125Tステム,トップブリッジ※2
・XRモタードキャリパーサポート周り※3
・NSR50フロントフェンダー※4

フロント周りは基本的にエイプのディスク化に必要なものと同じです。
※1 NS-1アウターチューブと31mmのインナーチューブで組むか、XR50/100モタードかエイプtypeDのフォークをポン付けするか。今回はヤフオクでゲットしたエイプtypeDのフォークを使用。
※2 エイプステムのステムシャフトを延長するのがベストかな?CB125Tはエイプあたりとフォークピッチが共通?(173mm or 172mm)なのでホイール周りがポン付けできる。もしフォークピッチが172mmだったらまずいけどまあ入ったから大丈夫でしょう(適当)
※3 CBX125F純正キャリパーサポートだとピッチが微妙に狭くて使えない。XRじゃなくてもいいけど新品が出るので。
※4 エイプtypeDのフォークにはNSR50のフロントフェンダーが付くらしい(未確認)(いけました。2022/04/24追記)

リア
・エイプリアホイール
・エイプリアブレーキシュー
・エイプホイールカラー
・CBX125カスタム スイングアーム
・CBX125カスタム トルクロッド
・エイプ50チェーンアジャスター
・リアアクスルシャフト
・ポッシュ M12 2mmスペーサー

リア周りについて
CBX125Fのスイングアームはトルクロッドが無いのでCBX125カスタムのものを用意。
CBX125Fのアクスルシャフトは15mmなので、エイプのリアホイールに合わせて12mmにします。エイプホイールのベアリング打ち換えるのは考えたけどミスミで調べてもサイズが無かったから諦めました。
CBX125カスタムのスイングアームにはエイプ50のチェーンアジャスターがピッタリ入る。エイプ100だとチェーンアジャスターの幅がちょっと広くて入らない。
NSRのリア周り突っ込んでディスク化出来たらよかったけどモノサスなので厳しい…

駆動系
・TZM50フロントスプロケット 15丁(16丁だとそもそも入らなかった)※1
・ヤマハワッシャ90209-16209 4枚
・ヤマハサークリップ99009-18400 1枚
※1 CBX125Fはチェーンサイズが428、エイプ系は420なのでどちらかに合わせる必要がある。(12インチ化の先駆者たちがどうしたのか情報が全然出て来ない…)TZM系のスプロケットが付くらしいけどスプラインの山の高さが微妙に違うので削る必要があります。428 420コンバート とかで調べれば若干情報が出てきます。

22/03/13追記
フロントスプロケット
画像左がcbx系のスプロケット、右がTZM系のスプロケット
スプラインを見るとTZMの方が山が高いことがわかります。実際ポン付けは無理だったので削りました。
そして削ったものがこちら。エアリューターで削ってノギスで測りつつ現物合わせです。よく見ると山の形状がバラバラだけどハマったからヨシ!
画像左が削ったワッシャー、右が削ってないワッシャー
ワッシャーもポンじゃなかったので削りました。
ミッション側からワッシャ3枚、スプロケット、ワッシャ1枚、サークリップの順で入れています。
これでフロントスプロケットの420化は完了です。

リアホイール周り
いきなり完成写真です。12インチになったのでセンタースタンドで立てた際にありえんリフト量になりました。
エイプ純正カラーに2mmのスペーサを左右各1枚ずつ入れています。3mmだと厳しい気がする。よくわからん
チェーンラインもいい感じだと思います。

つづく



CBX125F/Cのインマニをワンオフする

CBX125F/C用のインマニをJLCPCBの金属3Dプリントで作ってみました。 本当は鋳造とか切削とかでできるとよかったけど、分岐する形状だと難しいので値段的にも手軽な3Dプリントを試してみました。 とりあえずFusion360を触る 純正インマニの寸法からベースを作る。 とり...