2019年11月18日月曜日

Thinkpad X250の充電端子をPD対応にしよう

はじめに

知り合いがノパソでPD対応だとかマウントを取ってきたので充電だけでもPD対応にしました。
まあ二番煎じのネタなんですが
先人のツイートを参考にしました。一応アイコンとハンネIDは隠しました。あまり意味ない気はしますが…

準備するもの

PDデコイ
これで充電器から20Vを引き出します。Aliexpressで「pd decoy」とかで調べるといろいろ出てきます。今回自分が使ったやつはもう買えなくなってました。
ケーブル
充電端子から基板のコネクタまでの配線です。
・エポキシ系接着剤
デコイを固定するのに使います。自分はねじねじ氏におすすめされたクイック5を使いました。
・抵抗
Thinkpadの充電電力は、充電端子のSignalピンに何Ωが繋がれているかで判別しています。自分は120Ωにして45Wとして認識されるようにしました。詳細はここで。

手順

ケーブルを…
引っこ抜きます。
適当に破壊します。
良い感じに仮止めします。
エポキシを盛ります。
 一度端子を固定して配線の長さを確認します。
はんだ付けします。白の線が本来Signalピンにつながる予定だった線です。よく見ると120Ωのチップ抵抗がついてます。汚いですけど…
ぶち込みます。

これは失敗作
端子の隙間から押し込まれた接着剤が中に入ってしまいプラグが刺せなくなりました。しかも見た目が悪い。

動作確認

充電されました。
シャットダウンしたら充電電力が小さくなりました。
PDデコイで20Vを引いてるだけなので、電流はThinkpadの充電制御によって変わりますね。

おまけ

動作確認で使ったやつ

実はこういうのもある(買った)
3枚目はカバー剥がしたときの写真です。
ちなみにSignalピンの抵抗値測ったら550Ωだったので90Wの充電器として認識されそうです。結局試してないのでわかりませんが。

100円程度のPDデコイが使いものになるとは正直思ってませんでしたが普通に使えてしまいました。よかった。
おわり


追記 2019/12/27
この記事のX250くんが死亡しました。BIOSすら起動しない状態になったしまったので現在放置状態です。
まあ充電自体はできてるっぽいのでこの改造が原因ではないと思われますが、ちょっとかなしいですね。
追記終わり

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