2024年3月13日水曜日

CBX125F/Cのインマニをワンオフする

CBX125F/C用のインマニをJLCPCBの金属3Dプリントで作ってみました。
本当は鋳造とか切削とかでできるとよかったけど、分岐する形状だと難しいので値段的にも手軽な3Dプリントを試してみました。

とりあえずFusion360を触る
純正インマニの寸法からベースを作る。
とりあえずプリントする
純正インマニに合わせてみる。
穴位置は合ってそう。

いいかんじに設計し直した。
設計し直してV1からV4まで作った。

V4のデータを手直ししてJLCPCBの3Dプリントサービスに投げる。
材質はステンレス(316L)を選択しました。100ドルくらいだったと思います。
見た目はいい感じですが、エンジン側、キャブ側どちらも平面が出ていません。
重量を測ったら363gでした。持ってみるとずっしり感があります。
やすりで磨いて平面を出しました。
両面合わせて4,5時間かかりました。ステンレス硬すぎる。



キャブと組み合わせるとこんな感じです。
キャブレターはタケガワのVM26、インシュレーターはキジマのVM26用を使用しました。
またインマニをそのままつけると電蝕が怖いので、ベークライトのスペーサーを入れています。これもJLCPCBのCNC加工サービスでつくってもらいました。


車両につけてみます。
スロットルワイヤーはキタコのマルチスロットルケーブル950mmを使うとちょうどよさそうです。
エアフィルターはタケガワのラウンドストレート42mmを使用しました。

純正のキャブを外してインマニ外したら割れました。
ゴムが経年劣化でカチカチになっていたようです。
インマニを取り付けるとこんな感じです。
キャブまでつけるとこんな感じです。

一応エンジンはかかりましたので一安心です。
キャブのセッティングはこれから…


今回作ったインマニに対する懸念点
・インマニ、インシュレーター、キャブレター、パワフィル合わせてまあまあ重いので、振動で根本から折れそう。まあ大丈夫かな?
・インマニの形状が悪い。キャブから吸気ポートまでの経路をかなり曲げているので、エンジンがあまり吸えないのではないか?これは実走で確認したいと思います。

本当は純正っぽくツインキャブで各吸気ポートから吸うようにすれば吸気量については解決しますが、とりあえず純正インマニの代用品を作ること、3Dプリンタで作ったインマニが実用になるのか、などを検討したかったので、ツインキャブは今後の課題とします。

おわり

セッティングメモ
MJ190 PJ25 エアスクリュー1.5戻し @20240301
MJ200 PJ20 エアスクリュー1.75戻し @20240427
PJ22.5でも濃すぎてアイドリング不安定だったけど20にしたら割とマシになった気もする

CBX125F/Cのインマニをワンオフする

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